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Jリーグ 7年前

甲府、残留力は流石だが…ドゥドゥ獲得で最後に帳尻合わせ。進化の鍵は吉田新監督へ【2016年Jリーグ通信簿】

シリーズ:2016年Jリーグ通信簿 text by 編集部 photo by Getty Images , Editorial Staff

来季は吉田氏が就任。甲府との出会いがどのような化学反応を?

吉田
来季の甲府の新監督に就任する吉田達磨氏【写真:Getty Images】

 来季は、今シーズン終盤までアルビレックス新潟を率いた吉田達磨氏の新監督就任が決定している。佐久間悟監督は退任し、来シーズンは副社長兼GMを引き続き務める。

 吉田氏はボールを握り、主体的にゲームを展開するスタイルを標榜している。昨シーズンの柏レイソルでも、今シーズンの新潟でもそうしたサッカーを作ってきたが、甲府は真逆の戦い方でJ1に挑んできた。吉田新監督と甲府の出会いがどのような化学反応を起こすか楽しみではあるが、まずは守備の再建に着手したいところである。

 ワースト2位タイの58失点は、守備に重きを置くチームとしては多すぎる。42歳の土屋征夫を筆頭に最終ラインの主力も高齢化が進んでいる。既存戦力の成長はもちろんだが、即戦力も確保したい。

 また、33得点も下から3番目と攻撃面の進化も来季の向けて欠かせない要素となりそうだ。吉田新監督の目指すサッカーとJ1に生き残るために必要な要素を見極め、チームを作っていく必要がある。

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