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Jリーグ 7年前

千葉、大改革断行も過去最低の11位。プレーオフ進出は夢と消えトップ10すら逃す【2016年Jリーグ通信簿】

今シーズンのJ2も全日程が終了した。この1年を振り返り、各クラブはどのようなシーズンを送ったのだろうか。今回は、11位でシーズンを終えたジェフユナイテッド千葉を振り返る。

text by 編集部 photo by Getty Images

クラブとして成長感じた1年に。岩政、矢島らの穴埋めは必須

ジェフユナイテッド千葉
千葉はシーズン開幕前にメンバーを大幅刷新するもプレーオフにも届かず【写真:Getty Images】

 オリジナル10の名門は今シーズン、大改革を行った。所属選手の大半を入れ替え、全く違うチームに変貌した。しかし、結果は昨シーズンをも下回る11位。プレーオフ進出は夢と消え、トップ10にすら入れなかった。

 得点は52と平凡な結果に終わり、失点は過去最多の53。これではJ1昇格は難しい。関塚隆監督はシーズン途中で解任。後任の長谷部茂利監督もチームを上昇させることはできなかった。

 そんな中、若手は可能性を感じさせた。町田也真人は11ゴールを奪い、岡野洵、乾貴哉は終盤に台頭した。

 成長著しい若い力を大事に育てつつ、攻守のテコ入れを図りたいところ。特に前線で核となれる町田のパートナー探しが急務か。

 来シーズンからファン・エスナイデル新監督が指揮を執ることが決定している。元アルゼンチン代表の下で新たなスタートを切ることになった千葉。再びJ1の舞台を踏むことができるだろうか。昇格への道は険しいが、クラブ一丸となって目標達成にまい進したい。

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