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Jリーグ 7年前

G大阪、新スタ元年は悔しい船出に。アデミウソン、井手口ら台頭も無冠でシーズン終える【2016年Jリーグ通信簿】

シリーズ:2016年Jリーグ通信簿 text by 編集部 photo by Getty Images , Editorial Staff

得点数は過去9年間で最低。王座奪還へ選手層の拡充を

長谷川
G大阪の長谷川健太監督【写真:Getty Images】

 天皇杯があった影響で来季に向けた新加入選手の動きはほとんど発表されていない。すでに公表されている高卒ルーキーの4人は全員攻撃的な選手だが、即戦力ではないだろう。

 サンパウロから保有権を買い取ったアデミウソンは来季も残留する一方、大森晃太郎は神戸の移籍が決定した。今季のリーグ戦では25試合に出場し、サイドで存在感を発揮していただけに、代役の確保は必要になるだろう。

 阿部浩之も他クラブから狙われているという情報があるものの、その動向はいまだ不明のままだ。パトリックが抜けた最前線の得点力にも多少の不安はあるが、来季のタイトル争いに向けて必要なのは選手層の拡充だろう。U-23チームが主戦場の若手有望株たちには、J1のレベルでチームの質を落とさずプレーできる保証がない。

 現在の主力たちと競争できる即戦力級の選手を数人獲得し、各ポジションで競争を喚起しながらタイトル獲得を目指していくことが理想と言える。特に過去9年間で最も少なかった得点数を伸ばすため、攻撃陣に新たな選手を加えたい。

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