レスターを奇跡のプレミア制覇に導いたイタリア人監督

23位：クラウディオ・ラニエリ（レスター・シティ監督）

　13節から32節まで最下位。レスター・シティの降格を誰もが確信していたところから、残り8試合を7勝1分で残留。“グレート・エスケープ”と呼ばれた2014/2015シーズンの戦いから分かるように、岡崎慎司が加入し、クラウディオ・ラニエリが就任した2015年夏、その1年後にこのチームがプレミアリーグで優勝するなど誰も思っていなかったはずだ。

　レスターを優勝に導いたラニエリにとっては、これが30年近い監督キャリアで初のリーグタイトルだった。今シーズンはエヌゴロ・カンテの移籍、ジェイミー・ヴァーディーの不調などもあり、リーグでは苦しんでいるものの、チャンピオンズリーグでは首位でグループステージを通過。新たな歴史を拓いている。