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アーセナル、ヴェンゲル監督の“ラストイヤー”へ。戦力拡充も後半戦に向け2つの懸念【欧州主要クラブ中間査定】

シリーズ:16/17欧州主要クラブ中間査定 text by 編集部 photo by Getty Images , Editorial Staff

診断

アーセナル
アーセナルの基本フォーメーション

補強診断 B

 ムスタフィは瞬く間に主力の座を射止めたが、ジャカとL・ペレスは本領発揮に至っていない。多額の資金を投じたとはいえ、レギュラーとして期待されるのはこの3人のみで、後半戦の過密日程をくぐり抜けるには一層の奮起が求められる。

総合力診断 B

 メスト・エジルやアーロン・ラムジーは例年に比べ低調だが、選手層は確実に厚くなっており、彼らがいなくてもチームは好調を維持している。とりわけサンチェスの覚醒が結果に結びついており、ウォルコットやコシエルニーらの充実ぶりも目立つ。

 ただ、リーグ前半戦を終えて5位という順位はヴェンゲル監督の目標から程遠い結果だろう。“魔の11月”も勝ち越すことができず、格下のチームへの取りこぼしも相変わらず。首位チェルシーとは勝ち点8差を付けられており、ヴェンゲル監督の悲願に向けて厳しい戦いが続く。

【了】

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