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ポドルスキ、神戸移籍なら年俸はキャリア最高額か。J参戦でアーセナル時代超え10億円を手に?

text by 編集部 photo by Getty Images

ポドルスキ
ルーカス・ポドルスキの年俸とゴール数の推移(金額は推定)【写真:Getty Images】

 ドイツ代表としてW杯を制したガラタサライのFWルーカス・ポドルスキが、J1のヴィッセル神戸へ移籍すると欧州メディアが一斉に報じた。

 全盛期を過ぎてはいるものの、31歳という年齢でのアジア移籍が話題になるとともに、新天地での給与も波紋を呼んでいる。独紙『エクスプレス』は移籍を伝える記事の中でポドルスキが年俸800万ユーロ(約9億6000万円)の3年契約を結ぶと記している。

 もちろんこの額はJリーグ史上最高になるだろうが、数々のクラブを渡り歩いてきたポドルスキにとっても過去最高額になる。記録が残っている範囲で、これまでの推移を追った。

 まず2012年にケルンからアーセナルへ移籍した際、英紙『インディペンデント』は「年俸700万ユーロ(約8億4000万円)の4年契約」と報じた。そしてその額が「現在(ケルン)の年俸の2倍」と述べている。

 つまりケルン時代に受け取っていた年俸は350万ユーロ(約4億2000万円)ほどと推測できる。アーセナルから半年間だけインテルへ期限付き移籍していたが、この場合は給与を移籍元が負担するか、あるいはほぼ同額が移籍先から支払われることが多いため前述した700万ユーロの範囲に収まるだろう。

 昨季から在籍していたガラタサライでは、年俸320万ユーロ(約3億9000万円)を受け取っていたと推定されている。この数字はトルコメディア『AKSAM』が報じたもので、同じテーマを扱った各メディアによってボーナスの額などにばらつきはあるものの、平均すると概ね300万ユーロ程度に落ち着く。

 ケルンで350万ユーロ、アーセナルで700万ユーロ、ガラタサライで320万ユーロという給与を受け取ってきたポドルスキにとって、神戸が提示したと報じられている800万ユーロの破格ぶりが際立つ。欧州のトップクラブよりも高額だ。

 他のリーグでトップクラスの選手が受け取っている年俸と比較しても遜色ない。たとえば伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、今季からユベントスに在籍しイタリア・セリエAで最も高給取りとして知られるゴンサロ・イグアインの年俸は750万ユーロ(約9億円)となっている。

 アルゼンチン代表のイグアインは昨季のセリエAで35試合36得点という成績を残し、ナポリからユベントスへ9000万ユーロ(約102億円)の移籍金で引き抜かれた。ポドルスキはそんな世界屈指のストライカーと給与の額で肩を並べるかもしれない。

 プレミアリーグや中国スーパーリーグではさらに高額の給与を手にしている選手もいるが、神戸からのオファーが報道の通りだとすればポドルスキにとって魅力的なものに違いない。

【了】

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