今年8月に行われるスルガ銀行チャンピオンシップで浦和レッズと対戦する予定だったシャペコエンセが、出場辞退を検討しているようだ。現地時間24日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。

　シャペコエンセは昨年、飛行機墜落事故で多くの選手や関係者を失った。コパ・スダメリカーナ決勝で対戦する予定だったコロンビアのアトレティコ・ナシオナルが譲る形でシャペコエンセが優勝となり、スルガ銀行チャンピオンシップ出場権を手にしている。

　だが、厳しい日程が続くこともあって、シャペコエンセは感謝の気持ちも込めて、スルガ銀行チャンピオンシップの出場権をアトレティコ・ナシオナルに譲渡したいと考えているそうだ。もちろん、出場権の譲渡にはCONMEBOL（南米サッカー連盟）の承認が必要となる。

　事故後、シャペコエンセには世界中から支援の動きが起きている。昨年12月には、バルセロナがプレシーズン恒例のジョアン・ガンペール杯にシャペコエンセを招待すると発表した。欧州主要リーグが開幕を控えるこの時期、シャペコエンセに各地から声が掛かっているのかもしれない。

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