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柴崎、ラス・パルマス移籍消滅か。クラブ会長がヘセ獲得で補強終了と宣言

text by 編集部 photo by Getty Images

柴崎岳
柴崎岳【写真:Getty Images】

 柴崎岳のスペイン移籍は難しくなったかもしれない。ラス・パルマスのミゲル・アンヘル・ラミレス会長は30日、クラブ情報を扱うラジオ『UDラジオ』に出演し冬の移籍市場での動きについてコメントした。

 その中でラミレス会長は「ヘセ・ロドリゲスの獲得手続きはほぼ終了した。全面的に合意に至った」と、冬のトップターゲットだったストライカー獲得成功を認めた。パリ・サンジェルマンからの期限付き移籍でまもなく正式発表があると見られる。
 
 一方で、「さらに何人かの選手を連れてくることは可能だが、監督がこれ以上は望んでいない」と述べ補強終了を宣言している。ラス・パルマスは冬の移籍市場でハンブルガーSVからクロアチア代表FWアレン・ハリロビッチを獲得し、ヘセも確保して2人の新戦力を迎えた。

 キケ・セティエン監督がさらなる補強を望んでいないとなれば、柴崎のラス・パルマス移籍は消滅したと言えるだろう。

 30日の午後、ラス・パルマスはリーガ・エスパニョーラ第20節でバレンシア相手に3-1で勝利を収めた。この試合が終了した後、キケ・セティエン監督は記者会見で「ハリロビッチとヘセは我々にとって本当に贅沢な選手であり、チームのクオリティを大きく向上させてくれるだろう」と新戦力に歓迎の意思を見せた。

 だが、今後の補強に関する話題では「何人かは退団するかもしれないが、我々にはまだわからない」と、戦力放出について言及するにとどまり、さらなる選手の獲得には触れなかった。スペインで実績のある2人の確保で満足しているのかもしれない。

 移籍市場閉幕まで残り時間はわずか。スペイン移籍を目指した柴崎は極めて困難な状況に立たされている。

【了】

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