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現役引退のランパードへ捧ぐトリビュート。チェルシーの伝説を紐解く5つのエピソード【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MFながらクラブ歴代最多得点を樹立。クラブ史に名を残す

ランパード
アストン・ヴィラ戦で203得点目を記録し、チェルシー史上最多得点記録を更新【写真:Getty Images】

 ランパードの魅力のひとつと言えば、何と言ってもその得点力である。中盤からのダイナミックな攻め上がり、強烈なミドルシュート、冷静沈着なPK…。ランパードは、MFながら常にゴールを奪い続けてきた。

 03/04シーズンから10年連続で二桁ゴールを奪ったランパードは、2013年には大記録を打ち立てる。5月11日に行われたアストン・ヴィラ戦で2ゴールを決め、203得点目を奪ったランパードは、ボビー・タンブリング氏が持っていたクラブ歴代最多得点を更新。クラブの偉大なレジェンドの記録を破った。

「(CL決勝で)バイエルンを破ったことに比べれば、小さな喜びかもしれない。あれは、チームが待ち望んでいた優勝だったからね。でも、個人的には今日はあの日と同じくらい最高だし、本当にうれしいよ。ボビー(・タンブリング)は偉大な選手。彼の記録に並んだことも嬉しかったけど、さらに記録を破ることができたのは驚きでしかない」

 最終的にチェルシーでは211ゴール、現役を終えるまでキャリア通算で303ゴールを奪っている。

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