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香川真司 7年前

香川、中盤の“もう一枠”を奪えるか。ドルト指揮官も警戒するヘルタ攻略への糸口

ドルトムントは現地時間8日、DFBポカール(ドイツ杯)3回戦でヘルタ・ベルリンとホームで対戦する。リーグ戦では強固な守備を誇るヘルタに対し、ドルトムントは中盤でボールを支配できれば試合を優位に進めることができる。そのためには、インサイドハーフの組み合わせが誰と誰になるかが重要となるが、果たして香川真司にチャンスはやってくるだろうか。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

ドルトムント、ヘルタの強固の守備を攻略できるか?

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リーグ戦ではライプツィヒとの上位対決に勝利したドルトムント【写真:Getty Images】

 中盤でボールを確保するのは誰か。2017年2月8日のDFBポカール3回戦、ボルシア・ドルトムントはホームにヘルタ・ベルリンを迎える。

 4日に行われたブンデスリーガ第19節で、“最強の昇格組”RBライプツィヒを1-0で退けたドルトムント。会心の勝利に、ジグナル・イドゥナ・パルクは沸いた。しかし、順位は4位のまま。2位のRBライプツィヒとの勝ち点差は、依然として8ポイント開いている。挑戦者としての立場を見失うわけにはいかない。

 リーグ戦でのヘルタとの勝ち点差は、わずか1ポイントだ。ヘルタは6位でドルトムントに肉薄している。7日の前日会見でトーマス・トゥヘル監督は「とても守備の強固なチームだ。ヘルタに対して正しいテンポを掴むことはとても難しい」と警戒した。

 トゥヘルの指摘するように、ヘルタの特徴は強固な守備ブロックだ。ブンデスリーガのたいていのクラブは、ヘルタが形成するブロックの間にボールを入れることに手こずる。ボールを回していくポゼッション型のチームであれば、なおのことだ。ヘルタのパル・ダルダイ監督は「我々は規律の取れたチーム。スペースをほとんど与えない。それはドルトムントの気に入らないところだろうね」と言う。

 一方で攻撃面では、ボールを奪ってからの形に乏しいところがある。イビセビッチを始めとする前線の選手の個に頼りがちなのだ。よってドルトムントとしては、相手ボールになっても慌てずに、前線に供給されるボールにしっかりと対処して、カウンターを仕掛けていきたいところである。

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