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Jリーグ 7年前

甲府、5年連続のJ1残留へ。ポゼッション志向の吉田監督との化学反応が命運握る【2017補強診断】

シリーズ:2017補強診断 text by 編集部 photo by Editorial Staff , Getty Images

Jでの実績あるウイルソンが加入。中盤では新井が軸に

ウイルソン
ベガルタ仙台から獲得したウイルソン【写真:Getty Images】

 終盤戦に前への推進力と11試合4ゴールという結果でチームの残留の立役者となったドゥドゥが残留。ベガルタ仙台からはウイルソンが加入した。近年は怪我が増え、年間を通したプレーができていないが、Jリーグでの実績は証明済みだ。

 ここ数シーズン、獲得した外国人選手がシーズン途中で退団するケースがあるだけに、国内での実績があるウイルソンにかかる期待は大きい。また、京都サンガから堀米勇輝が2シーズンぶりに復帰し、河本明人や田中佑昌など既存戦力を含めて前線の層は厚くなったといえるだろう。

 ボランチでは昨シーズン成長した新井涼平が軸になりそうだ。稲垣祥の退団は痛いものの、26試合に出場した黒木聖仁に加え、兵働昭弘、小椋祥平という経験豊富な選手が加わった。チームの軸となるポジションとなるだけに、チームに馴染んでいくことが求められる。

 一方で、ウイングバックと最終ラインには不安が残る。特に最終ラインはエデル・リマを獲得したが、日本のサッカーに馴染めなかった場合は山本英臣、津田琢磨、土屋征夫といったベテランに今シーズンも頼ることとなる。

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