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アジア 7年前

安田理大が明かす、韓国2部移籍の真相。体感したJリーグとの違い「日本人選手は少し甘い」

text by キム・ドンヒョン photo by Getty Images

「日本人選手は少し甘いというか、ハングリー精神がないように見える時がある」

――まだ韓国に来て1ヶ月しか経っていませんが、サッカーをする上で韓国と日本の一番の違いは何だと思いますか?

安田:スピードやフィジカル、あとファイティングスピリットは韓国のほうが上回ってますね。戦術的なところでは日本が上かな。いい意味でも悪い意味でも日本の方が組織されてますね。いい環境は整えられてるんですけど…僕からすると日本人選手は少し甘いというか、ハングリー精神がないように見える時があります。環境が良いのはいいことだけど、この良さがグラウンドで怠慢につながってはいけないと思うんですよね。

 オランダに初めて行ったとき、フィテッセのクラブハウスや設備があまりにも古くてすごくびっくりしました。でも日本でずっとサッカーをやってたら、たぶん設備のよさとか、『今まで自分がどれほど恵まれた環境だったのか』っていう感覚はまったくなかったはずだと思います。だから、そういう部分では韓国の選手たちはメンタル面で成長したんじゃないかなと思っています。

――今年の目標は?

安田:まずは試合に出ること。あとは試合に出場してチームをKリーグクラシック(1部)に昇格させることです。(個人的な目標は?)具体的な数字はないけど、シーズンが終わった時点で『今年は充実していた』って振り返られるシーズンにしたいですね。

(取材・文:キム・ドンヒョン【韓国】)

【了】

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