武藤嘉紀が乗り越えた幾度もの重症。日本代表返り咲きへ、今はとにかく「結果が欲しい」

2017年03月20日(Mon)10時00分配信

text by 杉崎達哉 photo Getty Images
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離脱中に大きく変わったチームの状況

ボージャン・クルキッチ
この冬にマインツに加入したボージャン・クルキッチ【写真:Getty Images】

 復帰直後は、「怖さの克服、内側をやっているのでシュートの時に怖さっていうのはあります」といまだ怪我の再発を恐れ、慎重になっている様子が伺えた。

 だが、再発を恐れて慎重になっている余裕はなかった。なぜなら、武藤が離脱している間にチームの状況が大きく変わっていたからだ。

 まず、チームの司令塔であったユヌス・マリが冬の移籍期間中にヴォルフスブルクに移籍。イタリアのパレルモからスウェーデン代表MFロビン・クアイソンを完全移籍で獲得し、そしてかつてバルセロナでもプレーしていたボージャン・クルキッチがストーク・シティからレンタルで加入した。

 ゲームメーカーであったマリが移籍したこともあり、チームは新しい戦術を模索している。ウィンターブレーク明け以降は以前使っていた4-2-3-1だけでなく、4-4-2のフォーメーションも採用するなど得点できる方策を探っている状況だ。

 ライバルの加入で競争が激しくなっている現状に「自分自身、今後ポジションを確保するためには確実に結果を出すことが一番だと思うので。とにかく得点に絡めるようにしないといけないです」と強い決意を示している。

 現地時間3月11日に行われた第24節のダルムシュタット戦ではベンチスタート。監督のマーティン・シュミット監督はジョン・コルドバとクアイソンの2トップを選択し、武藤に出場機会がやってきたのは82分だった。

「この前の試合(3月4日に行われた第23節)のヴォルフスブルク戦の後半かな。自分が思っているようなプレーができなかったですし」とスタメンから外れた理由を分析した武藤。試合後、「本当に結果を出したものが勝ちだと思うので、とにかく結果が欲しいなと思います」と自らの出場機会を得るために得点への貪欲な姿勢を語ってくれた。

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