長谷部の負傷で危機に陥ったハリルJ。秘策はシステム変更か。問われる選手層と応用力

ロシアW杯アジア最終予選のUAE戦を23日に控える日本代表に衝撃が走った。キャプテン・長谷部誠が左ひざの負傷で重要な2連戦を欠場することが濃厚に。これまでチームを引っ張ってきた大黒柱の不在を、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はどう切り抜けるのか。勝利のみが求められる局面で、指揮官に秘策はあるのだろうか。(取材・文:元川悦子【アル・アイン】)

2017年03月20日(Mon)13時56分配信

text by 元川悦子 photo Getty Images
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ハリルJ、「もう一度負けることは許されない」UAE戦へ

長谷部誠
長谷部誠がまさかの左ひざ負傷。大黒柱を失ったハリルジャパンは窮地に【写真:Getty Images】

 2018年ロシアワールドカップアジア最終予選前半戦終了時点で3勝1分1敗の勝ち点10でサウジアラビアに次ぐB組2位につけている日本代表。しかしオーストラリア、UAEも1ポイント差につけていて、後半戦も全く油断は許されない。

 23日に敵地アル・アインで挑むUAEは昨年9月1日の初戦で苦杯をなめた相手。「もう一度負けることは許されない」と酒井宏樹(マルセイユ)も語気を強めていたが、それがヴァイッド・ハリルホジッチ監督以下、チーム全員の共通認識だろう。

 極めて重要な大一番に向け、19日に現地入りした日本代表だが、絶対的ボランチのキャプテン・長谷部誠(フランクフルト)が左ひざを負傷し、精密検査が必要な状態だと分かった。指揮官の強い要望もあって本人はまっすぐぐ帰国せず、19日夜にアル・アインの宿舎に入ったが、足をかばいながらホテルに入る様子からは深刻さが伺えた。

「ホントにハセさんは残念ですけど、その分、自分たちがやんなきゃいけない。代わった選手には違うものが100%あると思ってるんで、それを生かしながら、誰が出てもやれるってところを証明してかなきゃいけない」と香川真司(ドルトムント)も語っていたが、絶対的ボランチの穴をどう埋めるかは、チームの今後を大きく左右する重大事と言っていい。

 今回、ハリルホジッチ監督が招集したボランチ要員は長谷部、山口蛍(C大阪)、今野泰幸(G大阪)、高萩洋次郎(FC東京)の4人。前者3人が守備的なタイプで、高萩だけはトップ下もこなせるパッサータイプだ。これまで長谷部と山口を軸に据えてきた指揮官にとって、最もリスクが低いのはベテラン今野の抜擢だろう。

「ザックさんの時は後ろ(ディフェンスライン)でやることが多かったけど、代表でも十分な経験がある選手なんで、久しぶりだけど関係なくやってくれると思う」と香川も信頼と安心感を話していた通り、計算ができる存在なのは間違いない。

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