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2006年W杯決勝の表彰台、公園に”放置”状態に。マテラッツィ氏が「欲しい」

text by 編集部 photo by Getty Images

2006年W杯
2006年ワールドカップの表彰台【写真:Getty Images】

 ドイツで開催され、イタリア代表が優勝を飾った2006年ワールドカップの表彰式で使用された表彰台が、保有主のいないまま打ち捨てられた状態になっているという。『ESPN FC』による報道を3日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

 ドイツW杯では、開催国のドイツ代表を準決勝で破って勝ち進んだイタリア代表が、フランス代表との決勝にもPK戦の末に勝利して24年ぶりの世界制覇を成し遂げた。表彰式ではキャプテンのDFファビオ・カンナバーロ氏らが誇らしげにトロフィーを掲げた。

 だが、そのカンナバーロ氏らが乗っていた表彰台は、決勝の会場となったベルリンのスタジアム付近の公園に、誰も管理せず放置された状態となっている。オークションにかけられたことや、イタリア人などが取得に関心を示したこともあったが、結局持ち主は決まっていないとのことだ。

「欲しい人がいるのなら、持っていってくれて構わない」と公園管理者はコメントしている。『ガゼッタ』によれば、この話を聞いた元イタリア代表DFのマルコ・マテラッツィ氏が、表彰台を引き取りたいという意向を示しているという。

 マテラッツィ氏といえば、06年大会の決勝でイタリアの同点ゴールを記録したあと、ジネディーヌ・ジダン氏からの”頭突き”を受けたことがあまりにも有名。自身のキャリアのハイライトとなった試合の記念品が無残な状態となっているのを見過ごすことはできないのかもしれない。

【了】

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