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ドルト選手らがUEFAを批判「僕らは“動物”じゃない」。爆発被害翌日の開催に苦言

text by 編集部 photo by Getty Images

ソクラティス
ドルトムントのソクラティス・パパスタソプーロス【写真:Getty Images】

 ドルトムントは現地時間12日、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグでモナコと対戦。日本代表MF香川真司が1得点アシストの活躍を見せるも、ホームで2-3の敗戦を喫した。

 当初この試合は11日に開催される予定だったが、ドルトムントの選手らを乗せたチームバスが爆発事件の被害に遭い、マルク・バルトラが手首を骨折するなど負傷。欧州サッカー連盟(UEFA)は試合を翌日に順延することを決めた。

 爆発事件の発生から24時間も経たないうちに試合が開催されたことで、選手たちがUEFAに苦言を呈している。大手放送局『ESPN』が報じた。

 ギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロスは、「僕は生きている。だから幸せ」と語る一方で、「UEFAは僕たちが“動物”じゃないことは理解すべきだ。家族がいる“人間”であり、自宅には子供もいる。僕たちは動物ではないんだ。僕は全ての選手、スタッフが生きていることに対して幸せに思う」と、UEFAへの不満を露わにした。

 また、トーマス・トゥヘル監督も試合が翌日に開催されることが決定したことを「テキストメッセージで知った。UEFAの意思決定とはいえ、我々が直接関係することだ。我々はこの出来事を絶対に忘れないだろう。非常に気分が悪い」と、UEFAを批判している。

 ドイツ当局はテロ行為として2人の容疑者を特定、うちひとりのイラク人男性を拘束した。事件現場近くでは犯行声明とみられる手紙も発見されている。

【了】

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