バルサ、奇跡の再現ならず。遠かった「1点目」。鉄壁ユーベ相手に重すぎた3点ビハインド

19日、UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグが行われ、1stレグを0-3で落としたバルセロナはホームにユベントスを迎えた。ラウンド16のパリ・サンジェルマン戦で見せた逆転劇の再現が期待されたが、鉄壁の守備力を誇るイタリア王者を相手に1ゴールも奪うことができなかった。(文:舩木渉)

2017年04月20日(Thu)12時12分配信

text by 舩木渉 photo Getty Images
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ここ最近熟成してきた3バックシステムを採用しなかったバルサ

メッシを中心にいくつかチャンスは作ったが…
メッシを中心にいくつかチャンスは作ったが…【写真:Getty Images】

 とにかくシュートが入らない。焦りや不安が会場全体に広がっていった。

 現地時間19日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、バルセロナの選手たちは再びの”奇跡”を信じて戦ったが、夢は夢のまま終わってしまった。

 前の週の1stレグでアウェイに乗り込んだバルサは、ユベントスに0-3で完敗。準決勝進出への希望が限りなく小さくなった状況で2ndレグを迎えた。それでも決勝トーナメント1回戦、パリ・サンジェルマン相手に1stレグを0-4で落とした後、2ndレグで6-1と盛り返し、CL史に残る大逆転勝利を成し遂げた“奇跡”の再現を誰もが期待した。

 おそらく選手や監督たちの頭にもあの試合の記憶が刻まれ、2ndレグでの逆転を信じて疑わなかっただろう。だが、今回はその信念が邪魔をしてしまった。

 バルサはハビエル・マスチェラーノのコンディションが万全でないこともあり、この2ヶ月ほどで熟成してきた3バックと4バックの可変システムを捨てた。ルイス・エンリケ監督が選んだのはオーソドックスな[4-1-2-3]の布陣。バルサの代名詞ともいうべき、いわば“いつも通り”の形だった。

 とにかく3点のビハインドを覆さなければならないバルサは、序盤からボール支配率を高めて相手のゴールに襲いかかっていく。ユベントスはバルサ式[4-1-2-3]において弱点となるサイドバックの裏のスペースを執拗に狙って突き放しにかかる。

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