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G大阪、土壇場で追いつかれて痛恨のドロー。ACLグループ突破は他力本願に

text by 編集部 photo by Getty Images

長沢駿
2得点の長沢駿【写真:Getty Images】

【ガンバ大阪 3-3 アデレード・ユナイテッド ACL 第5節】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループHの第5節が25日に行われ、ガンバ大阪はホームでオーストラリアのアデレード・ユナイテッドと対戦した。

 ここまで4試合で勝ち点わずか3の獲得にとどまり、グループ最下位に沈んでいるG大阪だが、2位のアデレードと3位の済州ユナイテッド(韓国)も勝ち点4という混戦。残りの2試合の結果次第で十分に決勝トーナメント進出も狙える状況だった。

 開始6分、G大阪は幸先良く先制点を奪うことに成功する。藤春のファーストシュートで左CKを獲得すると、遠藤が上げた絶妙なボールに長沢が飛び込み、ニアサイドで合わせたヘディングでゴールネットを揺らした。

 さらに12分にはリードを広げる。ACLでは初先発となった期待の18歳・堂安律がエリア手前の右側からGKの意表を突く強烈な左足シュートを突き刺した。先週末の大宮アルディージャ戦での2得点に続いてのゴールとなった。

 そのまま前半を終えたかったG大阪だが、前半終了間際には手痛い失点。自陣内へ送られたボールに対応しようとした金正也がスリップしてしまい相手ボールになると、ディアワラのパスを受けたスペイン人FWシリオがシュートを決めて1点差に。

 さらに54分には同点弾も許してしまう。ディアワラのポストプレーからオドハーティがゴール右隅へミドルシュートを決めて2-2。直後にはオ・ジェソクがエリア内で倒されてPKを獲得し、起死回生の勝ち越しチャンスを迎えたG大阪だが、遠藤がこのシュートをまさかの枠外へと外してしまう。

 77分にはオ・ジェソクが右サイドを巧みに抜け出して低いクロスを入れ、ニアで合わせた長沢が自身2点目のゴール。だが後半アディショナルタイムに入った91分、セットプレーからのヘディングでディアワラに痛恨の同点ゴールを奪われてしまった。

 勝っていればグループ突破への望みは大きく広がっていたがG大阪だが、あと一歩で勝ち点3を逃す悔しい結果に。まだ突破の可能性は残しているが、最終節に勝ったとしても他の試合の結果次第となる。

【得点者】
6分 1-0 長沢駿(G大阪)
12分 2-0 堂安律(G大阪)
43分 2-1 シリオ(アデレード)
54分 2-2 オドハーティ(アデレード)
77分 3-2 長沢駿(G大阪)
90+1分 3-3 ディアワラ(アデレード)

【了】

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