ユーベ、当然とさえ思えるCL決勝進出。充実の陣容、際立つディバラの老獪さ【西部の目】

現地時間9日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグが行われ、アウェイでの1stレグを2-0で制したユベントスが2-1(2試合合計4-1)で勝利した。強豪揃いのCLにあって、今季のユベントスは傑出したパフォーマンスを披露。充実の陣容に加え、若さに似合わぬ老獪さを備えるディバラがチームに違いをもたらしている。(文:西部謙司)

2017年05月11日(Thu)12時10分配信

シリーズ:西部の目
text by 西部謙司 photo Getty Images
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捨て身の3バックで臨んだモナコ

 キックオフ時の並びからするとユベントスは3-4-2-1、モナコは3-4-1-2でスタートしている。しかし、ユベントスは5分ほどで4バック(4-4-2)に修正した。

 モナコの基本フォーメーションは4-4-2だ。第1戦ではモナコの4-4-2に対するユベントスは3-4-2-1だった。これがユベントスの基本対応とすると、キックオフ時点ではモナコが4-4-2で来ると予想していた可能性が高い。

 ただ、モナコの先発をみれば容易に3バックと予想がつくはず。モナコはアップ時に先発予定だったディラルが負傷しメンディと入れ替えた。それで少し混乱していたのかもしれない。いずれにせよ、ユベントスはすぐに4バックに修正したので、モナコの3バックは想定内だったに違いない。

 ただ、噛み合わせからすれば3バックのほうが良さそうである。ユベントスが4バックにしたのは、前から守備をするよりもSBを余らせる形での安全策をとったものと思われる。

 第1戦を0-2で落としたモナコは、ボランチの一角でチームの最重要ピースであるファビーニョを外し、ジョアン・モウチーニョを起用。ウイングバックにシジベ、メンディを置き、いつもは右サイドのベルナルド・シルバをトップ下に起用した。最大限攻撃的な布陣といえる。

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