U-20日本代表は21日、U-20ワールドカップ（W杯）初戦でU-20南アフリカ代表と対戦する。FW久保建英が試合前日、報道陣にコメントを残した。

　久保は昨年、南アフリカと同じアフリカ大陸のマリの世代別代表と対戦している。このときは1-2で試合に敗れているが、久保はアフリカ勢に苦手意識を持っていないようで、「チームとしてはできなかったという声が多かったが、自分の中では全然やれたかなというのが今思えばある」と語った。

　テストマッチに途中出場するなど、久保はレギュラーを約束されている立場ではない。そのあたりのコンディションづくりは大丈夫かと問われると、「控えで出るということは、先発よりも確実に負担は少ないと思うから全然大丈夫です」と述べ、「いつ出てもできるようにみんな良い準備しています」と話している。

　U-20W杯が開催される韓国でも、久保の注目度は高い。U-20韓国代表には、バルセロナの下部組織で育ったMFイ・スンウとペク・スンホがいる。2人について韓国の記者に問われると久保は、「どちらも良い選手だと思います。イ・スンウ選手は注目されていた。注目度ではイスンウ選手の方が高かったですけど、ペク選手はあっちで先にデビューされたりとか、Bチームで試合に出たりとか（している）。この前行ったときも、2人ともBチームやユースでしっかりプレーされていたので。韓国にとって本当に将来有望なスーパースターだと思います」と、ていねいに答えた。

　5大会ぶりとなるU-20W杯に臨む日本代表は、21日の南アフリカ戦に続いて24日にウルグアイ、27日にイタリアと対戦する。

（取材：舩木渉 【水原】、文・構成：編集部）

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