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日本代表 7年前

【U20】英国人が見たイタリア戦「早い時間の失点は絶対に許されない」「MVPはもちろん堂安」

U-20日本代表は27日、韓国で開催されているU-20ワールドカップのグループステージ第3戦でU-20イタリア代表と対戦して2-2で引き分けた。この試合中、現地で取材をするイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。

シリーズ:英国人が見た○○戦 text by 編集部 photo by Editorial Staff , Getty Images

「自力で突破を決める自信が必要」「堂安の先制点は9割の日本人選手が諦めるけど…」

U-日本代表
U-20日本代表のスターティングメンバー

――今日は決勝トーナメント進出が懸かる重要な一戦です。試合のポイントはどこになるでしょう?
「立ち上がりは絶対に失点しないようにプレーしないといけない。もしできるなら、ハーフタイムまでにゼロを抑えなきゃ」

――そんな話をしていたら日本はいきなり失点…。左サイドのクロスから最後はオルソリーニにボレーを叩き込まれてしまいました。
「ダメね。クロスから簡単に崩された」

――日本はセットプレーからさらに失点…。わずか7分で0-2のビハインドです。
「もうダメみたい…」

――仮に負けても翌日に行われる試合結果次第で決勝トーナメント進出の可能性はあるみたいですが…。
「そうですね。サウジアラビアやエクアドル、ホンジュラスなどの結果による。でも、自力で突破を決める自信が必要」

――エースの小川はウルグアイ戦で負傷し、離脱を余儀なくされてしまいました。この影響はあるのでしょうか?
「精神的にはあるかもしれないけど、ここまで(前半20分まで)全くラストサードまで進んでいないので、攻撃面ではどうかな…」

――日本は22分、遠藤のクロスを堂安がかすかに触ってゴール! 1点を返すことに成功しました。
「堂安は本当に良い仕事をした。9割の日本人選手はそのボールに合わせるのを諦めると思うけど、彼は100%を出した。非常に良いプレーだった」

――堂安はテクニックもあって正確なキックも持っていますけど、気持ちの強さも見せましたね。
「あのようなチャンスで技術はそんなに大事じゃないね。メンタルが全て」

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