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酒井宏樹、マルセイユでは評価を気にせず「常に無の状態でやっていた」

text by 編集部 photo by Getty Images

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酒井宏樹【写真:Getty Images】

 日本代表は3日、シリアとの親善試合およびロシアW杯アジア最終予選・イラク代表戦に向けて練習を行った。

 酒井宏樹は今シーズン、フランスの名門・マルセイユで主力として過ごした。同国メディアからも評価されているが、あえて見ないようにしていたという。

「僕は子どももいますし、子どもの番組とかが流れている。サッカー番組とかそういう情報は特に入れたくないんですよ。だから、常に無の状態でやっていました。モチベーションとしては上がりもせず下がりもせずという風にやっていきたかったので、いい意味でシャットアウトできた」

 この日は右足の状態を考慮し別メニュー調整となったが、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督から攻撃参加について直接指導を受けた。

「やれっていうのではなくて、こういうオプションもあるっていうこと」と酒井宏。そして、こう続ける。

「フランスのサイドバックを見ても、中に切り込んでいける選手が多い。やれれば理想ですけど、あくまでサイドバックなので自分がやりたいプレーっていうよりは、スペースが空いたから行くっていうプレーにしたい。前の選手の動きがあっての行動なので順序は変えずに、というのは監督とも話している」

 守備での貢献が不可欠なポジションであり、酒井宏もそのことはわかっている。指揮官のアドバイスを頭に入れつつ、自身の役割を全うするつもりだ。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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