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ポドルスキ、日本移籍の理由は神戸の熱意。「寿司は好きじゃないけど…」

text by 編集部 photo by Getty Images

ルーカス・ポドルスキ
神戸加入が決まっているルーカス・ポドルスキ【写真:Getty Images】

 今夏からJ1のヴィッセル神戸に加入することが決まっている元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが、新天地となる日本について語った。

 当初は中国のクラブに移籍することが濃厚という報道もあったが、今年1月頃から神戸移籍の可能性が報じられていた。その後、3月に神戸移籍で合意したことが発表されている。

 独紙『ビルト』のインタビューに答えたポドルスキは、神戸からの熱意が移籍の決め手になったことを明かしている。

「昨年11月に初めて彼らが訪ねてきた。もし中国や日本と聞けば、最初は変化の時だとは思わないだろう。しかし、会話を重ねて日本を確信することができた。彼らはドイツまで来てくれた。その時、僕は気付いたんだ。彼らのやること全てがプロフェッショナルだとね」

 ヨーロッパから日本に生活を移すことで食文化の違いを感じることもあるだろう。「箸は上手く使えないし、寿司も好きじゃない」と語ったポドルスキだが、「神戸牛は世界一のステーキさ」と、楽しみにしている日本食もあるようだ。

 ポドルスキにとって神戸はケルン、バイエルン・ミュンヘン(以上ドイツ)、アーセナル(イングランド)、インテル(イタリア)、ガラタサライ(トルコ)に続く5ヶ国目のクラブとなる。国が違えば言語の問題も出てくるが、日本語を習得することにも前向きな姿勢を見せている。

「簡単じゃないことは分かっているけど、日常生活に適応するために基本的な言葉は学びたいと思っている。ピッチ上やトレーニング中にはサッカーの言葉がある。だけど心配はしていないよ。何か国でもプレーしてきたし、代表でもたくさんプレーした。問題はないよ」

 ドイツ代表では通算130試合に出場し、ワールドカップ優勝を経験したポドルスキ。代表引退試合となった今年3月のイングランド戦で決勝ゴールを決めるなど、華々しいキャリアを歩んできた。

 新天地の神戸では、ドイツ代表で長く愛用してきた背番号10をまとうことが決まっている。

【了】

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