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柏木陽介、監督への支持を改めて強調。「ミシャが浦和をこれだけ強くしてくれた」

text by 編集部 photo by Getty Images

柏木陽介
浦和レッズの柏木陽介【写真:Getty Images for DAZN】

 明治安田生命J1リーグの第18節が9日に行われ、浦和レッズがアルビレックス新潟に2-1の逆転勝利を収めた。MF柏木陽介は試合後に、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督を改めて支持する姿勢を明確にしている。

 浦和は最近5試合で1勝4敗と苦戦しており、水曜日に行われた川崎フロンターレ戦に敗れたあとには、サポーターがチームバスを囲んで説明を求める騒ぎも起こっていた。最下位新潟との一戦にも勝てなければ、ペトロヴィッチ監督の進退に関わる可能性も大いにある状況だった。

 だが前半から浦和が優位に試合を進めながらも、35分にはカウンターからワンチャンスを活かした新潟が先制点を奪取。「『きたきた、これいつもの流れだ』って、正直心の中で笑いそうになったくらい、『またか』と思いました」と柏木は失点を喫した際の心情を振り返った。

 だが後半に入り、諦めずに攻め続ける姿勢を見せた浦和は、阿部勇樹とラファエル・シルバが立て続けにゴールを奪って逆転に成功。「前を向いて戦って、このホームで苦しい思いをしたサポーターに何かを届けたいという思いが強かった。後半、自分たちらしく戦って逆転できたので非常に良かったと思う」と柏木はサポーターへの思いを述べた。

 一方で、柏木にとってはサンフレッチェ広島時代からの恩師であるペトロビッチ監督への感謝の思いも改めて口にしている。「これだけ強くしてくれたのはやっぱりミシャなので。僕は弱い時に浦和に来て、もどかしくもあったけど、ミシャが来てからずっと上位で戦えているというのはあるので」

「ミシャに育てられた選手がほとんどなので、戦術どうこうではなくて、選手たちがミシャのために何ができるかということも考えてプレーしていくことがチームの勝利にも繋がっていくと思う。ミシャを信じて、自分たちのサッカーを信じて、他人のミスをカバーできるようにやっていければ良い方向へ進んでいけるのかな」と柏木。監督とともにチーム一丸となって苦境を乗り越えたいという思いを語った。

【了】

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