ネイマールも加入、PSGが進める変革。実力者たちの人員整理、ムバッペ獲得の現実味は?

2億2000万ユーロ(約290億円)の移籍金でバルセロナからブラジル代表FWネイマールを獲得したパリ・サンジェルマン(PSG)。モナコに所属する18歳のフランス代表FWキリアン・ムバッペまで加入するのではないかという噂もあるが、移籍市場が閉まるまでにどのような動きがあるだろうか。(取材・文:小川由紀子)

2017年08月21日(Mon)11時27分配信

text by 小川由紀子 photo Getty Images
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デビュー戦から傑出したパフォーマンスを披露

ネイマール
ネイマールはPSG加入後すぐに圧巻のパフォーマンスを披露している【写真:Getty Images】

 8月13日に行われた第2節のギャンガン戦で、この夏PSGに移籍したネイマールが、リーグアンデビューを飾った。

 アウェイ用の黄色のジャージに身を包み、左サイドで先発、フル出場。62分、カバーニの得点をハーフライン付近からのロングパスでアシスト、82分には自らが起点となった攻撃を、カバーニのパスを受けてフィニッシュと、デビュー戦で1ゴール1アシストの結果を出した。

 残念ながら現地へ行けずにこの試合は映像で見たのだが、画面で見ていても際立っていると感じたのはネイマールの視野の広さだ。フランス人には、一般的に視野の広い選手が少ない。やはりこの点でずば抜けた優れたヴェッラッティもイタリア人だ。かつてリーグアンに所属した松井大輔も、絶好のポジションでフリーになってもなかなか仲間が気づいてくれない、というジレンマをたびたび感じていたことと思うが、これは一種のお国柄、あるいは民族性ではないかと思う。

 たとえばレストランのウェイターさんやショップの店員さんが(その道の専門家であるギャルソンと呼ばれる人たちを除き)いくら合図を送ってもまったく気がつかないといった経験を、フランスを訪れた方はしたことがあるのではないかと思う。

「全体を見回すってことをしない人たちなのかな?」と思う場面は、日常生活でもよくあるから、サッカーにも当然それは表れているのだが、そこへいくとネイマールのレベルは別世界だった。

 前半、残念ながらマルキーニョスのヘディングシュートはポストに当たったが、同胞DFへ出したパスもタイミングや距離感は絶妙だった。

 さらに素晴らしいのは、パスを出した後の動きだ。パスを出した瞬間に次の場所に移動、しかもあの瞬発力とスピードでこなすから、ここにいたと思ったらもうあそこに…という、いわゆる『ユビキタス』な存在になる。

 選手はパスを出すときには次の動きを計算しているものだが、そのスピードと正確さ、実際にそれが攻撃アクションにどう直結するか、といった点で、ネイマールの動きは、特にこのリーグではずば抜けていると感じた。

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