【英国人の視点】川崎F、充実の快進撃。厚みを増す選手層、魅力的なサッカーに加わった勝負強さ

2017年09月12日(Tue)10時39分配信

text by ショーン・キャロル photo Getty Images
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最近9試合では計23ゴール。1試合除いて2得点以上を記録

 水曜日に行われるACL準々決勝2ndレグの浦和レッズ戦でもその姿勢が変わることはないだろう。この試合も無失点に抑えられればフロンターレの準決勝進出は保証される。

「だからといって守備的に戦うというわけではありません。それは僕らのやり方ではないですので。自信はありますよ。1点か2点取れれば相手は5点必要になりますからね」

 フロンターレが最後に無得点に終わった試合は、マリノスとのアウェイゲームに0-2で敗れた6月4日の試合だった。無敗を守っている最近の9試合では計23ゴールを挙げており、FC東京と1-1で引き分けた8月5日の試合を除けば常に1試合2得点以上を記録している。

 直接のライバルに対して快勝を収めた試合もいくつかあった。5月19日にはアウェイで鹿島に3-0の勝利。レッズに対しては7月5日のリーグ戦で4-1、8月23日のACL準々決勝1stレグで3-1の勝利を収めている。先週末には横浜FMを3-0で粉砕してみせた。

「リーグ一の堅守だったマリノスから3点取れたのは、チームとしても個人としても大きな自信になります。自分たちの今やっているサッカーが間違っていないことが分かります」と中村は語る。

「(この日のパフォーマンスは)僕らのプレースタイルが体現されたものだったと思います」

「(浦和との)1stレグの結果は忘れて2ndレグを戦うべき。もちろん試合に意識を集中させる必要はありますけど、大事なのは変わらないこと。アウェイゴールはやっぱり取りに行くべきなので。今の自分たちがやっているスタイルのサッカーを続けていくのがとにかく大事なことだと思います」

 それが実行できたとすれば、水曜日の試合で浦和が川崎を破るのは容易なことではないだろう。今の調子を維持するフロンターレと戦いたいと思うチームはアジア全体でもそう多くはないはずだ。

(取材・文:ショーン・キャロル)

【了】

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