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モウとコンテ、試合後に握手無し。マンUとチェルシー指揮官に新たな遺恨?

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼ・モウリーニョ、アントニオ・コンテ
ジョゼ・モウリーニョ監督とアントニオ・コンテ監督【写真:Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグ第11節の試合が現地時間の5日に行われ、チェルシーがマンチェスター・ユナイテッドに1-0の勝利を収めた。試合後にはアントニオ・コンテ監督とジョゼ・モウリーニョ監督が握手を交わさなかったことが注目されている。『スカイ・スポーツ』など英複数メディアが伝えた。

 モウリーニョ監督にとっては古巣との対戦となったが、55分に決勝点を奪ったのはチェルシー。夏の移籍市場でユナイテッド移籍に迫りながらも最終的にチェルシーに加入することになったFWアルバロ・モラタによるゴールだった。

 試合終了の笛が鳴ると、コンテ監督は選手たちとともに勝利を喜び、モウリーニョ監督の方を気に留める様子は見せなかった。モウリーニョ監督はチェルシーのスタッフ数人と握手を交わしたのみで通路内へと下がっていった。

 試合後の会見で握手の件について問われたモウリーニョ監督は、「彼(コンテ)はいなくなってしまった。アシスタントたちと握手をしたので、私にとっては基本的に同じことだ」とコメント。「ピッチの中央まで彼を追いかけて握手しろと言うのか? 私はアシスタントと握手をして義務を果たした」と続けている。

 一方のコンテ監督は、「そんなことは重要ではない。重要なのは試合に勝つことだ。ピッチ上で相手に敬意を持たなければならない」と述べ、握手の有無を問題視しない姿勢を見せている。

 両チームが昨年10月に対戦してチェルシーが4-0の大勝を飾った際には、モウリーニョ監督は4点目を過剰に喜んだコンテ監督に対して「相手を辱める行為だ」と非難していた。今回の一件で2人のライバル関係はさらに深まることになるかもしれない。

【了】

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