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イタリア、まさかの予選敗退。W杯の“12年サイクル”に終焉

text by 編集部 photo by Getty Images

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予選敗退に落胆するイタリア代表の選手たち【写真:Getty Images】

 ロシアW杯欧州予選のプレーオフで、スウェーデン代表に合計スコア0-1で敗北したイタリア代表は、60年ぶりにW杯出場を逃した。それと同時に、12年サイクルで訪れていたジンクスも途切れることとなっている。

 これまでW杯優勝を4度経験している名門イタリアは、1970年のメキシコ大会で準優勝して以降、奇妙なデータを残していた。

 それは、12年の周期で必ず決勝まで駒を進めるというもの。メキシコ大会から12年後のスペイン大会では、決勝で西ドイツを倒し優勝。その後の1994年のアメリカ大会では、アリーゴ・サッキ監督に率いるイタリアは、決勝までこぎつけるも最後はPK戦でブラジル相手に敗れている。

 そして、最も記憶に新しいのが2006年のドイツ大会。各ポジションにタレントをそろえたマルセロ・リッピ監督のイタリアは、開催国ドイツを延長戦の末倒し、決勝ではPKまでもつれた戦いを制し、見事優勝を手にした。

 この“12年サイクル”の法則からすれば、ドイツ大会から12年後に当たる今回のロシアW杯は、イタリア代表にとって大きな期待のかかる大会となっていた。しかし、最終的には、3大会ぶりの本戦出場をかけて挑んできたスウェーデン相手に阻まれる形となり、新たな船出を余儀なくされている。

【了】

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