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浦和DFマウリシオ、クラブW杯で戦友と再会望む「どんな犠牲払ってもACLを」

text by 編集部 photo by Getty Images

マウリシオ
浦和レッズに所属するブラジル人DFマウリシオ【写真:Getty Images】

 今季途中から浦和レッズに加入したブラジル人DFマウリシオが、母国メディア『ランセ』のインタビューで25日に迎えるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝2ndレグに向けた意気込みを語っている。

 夏に浦和と契約し、スルガ銀行チャンピオンシップでデビューを飾ったマウリシオは、すぐに守備陣の柱として定着した。J1では8試合に出場して1ゴール、ACLでも4試合に出場している。

「日本に到着した時、(浦和が)偉大なクラブであることは知っていた。だが、最近は獲得したタイトルが少ないということもわかった。僕らは完璧に勝利に向けて集中している。僕は目標を達成するために来た。その1つが重要な大会で浦和が勝つのを助けることだ」

 18日にアウェイで行われたACL決勝の1stレグは出場停止のためプレーできず。ピッチで戦う仲間たちを応援するしかなかったが、運命の2ndレグには万全の状態で出場できる。

「僕の目は常にタイトルを探していた。僕らには週末、歴史を作るチャンスがあって、どんな犠牲を払ってでもそのチャンスをものにしたい」

 アル・ヒラルを倒し、来月のクラブW杯に出場すれば、懐かしい仲間との再会を果たせるかもしれない。サンパウロの下部組織で育ち、ブラジルU-15とU-17代表経験を持つマウリシオにとって、レアル・マドリーの中盤で絶大な存在感を放つカゼミーロは青春時代を共に過ごした戦友だ。

「カゼミーロと再会できれば素晴らしいね。僕たちは多くの時間を一緒に過ごしてきたし、彼はピッチ内外で素晴らしいパートナーだった。対戦できれば本当に特別な時になるだろう。でも、まずは目の前の試合に勝って、タイトルを勝ち取らなければならない。今はアル・ヒラルとの対戦に集中しているよ」

 あくまで目線は埼玉スタジアム2002でのACL決勝2ndレグに向いている。マウリシオは強力なアル・ヒラルの攻撃陣を封じ込め、浦和を10年ぶりのアジア王座獲得に導く覚悟だ。

【了】

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