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川崎F、ついに“無冠”を返上。J1で2位3回、カップ戦準優勝5回などを経て初優勝

text by 編集部 photo by Getty Images

川崎フロンターレ
J1優勝を決めた川崎フロンターレ【写真:Getty Images for DAZN】

 明治安田生命J1リーグの最終節となる第34節が2日に行われ、川崎フロンターレが大宮アルディージャに5-0で勝利。鹿島アントラーズと勝ち点で並び、得失点差で上回って初優勝を飾った。

 前身の「富士通サッカー部」から1997年に川崎フロンターレとなりJリーグに加盟して以来、今季までに21シーズンを戦ってきた川崎F。J2では過去に2回の優勝を経験しているとはいえ、J1の舞台でのタイトル獲得はリーグ戦・カップ戦を通して初となった。

 タイトル獲得に迫ったことは過去にも何度もあったが、そのたびにあと一歩届かず。J1では年間2位が3回と3位が3回、天皇杯準優勝が1回、リーグカップ準優勝が4回などの成績で、「シルバーコレクター」や「無冠の帝王」など不名誉な呼ばれ方も味わってきた。

 今季は9月まで「4冠」の可能性も残していたが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では準々決勝で浦和レッズとの日本勢対決に劇的な逆転負けを喫して敗退。天皇杯では準々決勝で柏レイソルに敗れ。ルヴァンカップでも決勝でセレッソ大阪に敗れてタイトルを逃した。

 J1でも首位の鹿島を追う展開が続き、今季もまた無冠で終える可能性も低くはなかったが、最後の最後で順位を逆転。2017年のリーグ王者としてシーズンを締めくくった。

【了】

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