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本田圭佑のパチューカ、クラブW杯準決勝へ。アフリカ王者の抵抗を延長で退ける

text by 編集部 photo by Getty Images

パチューカ
パチューカがクラブW杯準決勝へ【写真:Getty Images】

【パチューカ 1- 0 ウィダド・カサブランカ クラブW杯準々決勝】

 FIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)の準々決勝が現地時間の9日にUAEで行われ、メキシコのパチューカとモロッコのウィダド・カサブランカが対戦した。

 北中米王者として大会に出場したパチューカは、本田圭佑が右サイドで先発出場。南米王者グレミオの待つ準決勝へのチケットを懸けて、アフリカ王者のウィダドとの試合に臨んだ。

 前半はパチューカが押し気味に試合を進めるも得点ならず。本田もシンプルにボールを捌いてチャンスの起点となるなどのプレーを見せたが、スコアレスで前半を折り返した。

 後半立ち上がりの49分には本田に大きな見せ場が訪れる。相手GKからのクリアボールをエリア手前で拾い、鋭い左足シュートでゴールを狙ったが、わずかに右ポストの外側へと外れて先制点ならず。

 69分にはウィダドのMFナカシュが2枚目のイエローカードを受けて退場となり、パチューカは数的優位に。終始パチューカが攻め続ける展開が続き、本田も前線への飛び出しやCKからチャンスメークを試みる。後半アディショナルタイム、本田からのクロスに合わせたハラのヘディングもわずかに枠を外れ、無得点で延長戦に突入した。

 延長前半の終了間際には直接FKから本田がゴールを狙ったが、枠を捉えたボールはGKの腕の中に収まる。10人で守備を固めるウィダドをパチューカは攻略できず、延長後半も半ばになろうとしたところで、ついに試合が動いた。

 右サイドで縦パスを受けて抜け出したウレタビスカヤがゴールライン間際でボールに追いつき、そのままダイレクトでクロスを上げる。中央で合わせたグスマンがヘディングをゴール左へ叩き込み、パチューカに待望の先制ゴールがもたらされた。

 そのまま試合は1-0で終了。パチューカが準決勝進出を果たし、グレミオと対戦することが決まった。ウィダドは5位決定戦へ回り、アル・ジャジーラ対浦和レッズ戦の敗者と対戦する。

【得点者】
112分 1-0 グスマン(パチューカ)

【了】

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