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ネイマール擁すPSG、レアル上等の空気感。CLラウンド16で激突、待ち望んだガチンコ勝負

text by 小川由紀子 photo by Getty Images

昨季は“カンプ・ノウの悲劇”を経験

パリ・サンジェルマンを率いるウナイ・エメリ監督
パリ・サンジェルマンを率いるウナイ・エメリ監督【写真:Getty Images】

 ナセール・アル・ケライフィ会長も「ファンにとっても夢のような対戦となるだろう。いつも言っていることだが、我々はどんな相手とも戦う準備はできている」と余裕の発言。

 キャプテンのチアゴ・シウバはPSG TVに、「レアルは3連覇を目指し、僕たちは初優勝を狙っている。2試合とも熱戦になるだろう。誰もがこんな試合でプレーしたいと望むようなね。2戦目をホームでプレーするのが重要な決め手となる。ラスト1分まで競った戦いになる」と慎重なコメントを寄せているが、右SBのトマ・ムニエは「カップ戦のラウンド128じゃないんだから、強敵とあたって当然だ。それに頂点を目指すには通過しなくてはならない相手だ」と強気にツイートしている。

 パリ陣営からは、「レアル上等!」「望むところだ」といった空気が漂ってくる。

 それにしても、毎年グループリーグは比較的戦いやすい組分けなのに、ノックアウトラウンドでは優勝候補を引きがちだ。カタール体制になって初めてチャンピオンズリーグに参戦した2012-13シーズンから、4シーズン連続して準々決勝で敗退。昨季は『カンプ・ノウの悲劇』によりラウンド16で散っている。彼らの息の根を止めた相手を記すと……

2012-13 準々決勝でバルセロナ
2013-14 準々決勝でチェルシー
2014-15 準々決勝でバルセロナ
2015-16 準々決勝でマンチェスター・シティ
2016-17 ラウンド16でバルセロナ

 と一年おきにバルセロナが刺客となっている。そして、今季、2017-18はラウンド16でレアル・マドリーと対戦するわけだが、彼らとは15-16シーズン、グループリーグで顔を合わせ、アウェイで0-0、ホームで 0-1と0勝1敗1分。ちなみにこの年レアルは優勝した。

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