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ドルトのエースFW、夏に中国へ? 広州恒大が98億円獲得で合意と報道

text by 編集部 photo by Getty Images

ピエール=エメリク・オーバメヤン
ボルシア・ドルトムントのピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:Getty Images】

 ボルシア・ドルトムントに所属するガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンは、欧州のシーズン終了後に中国スーパーリーグ(CSL)の広州恒大へ移籍することが合意に達したとも報じられている。中国『新浪スポーツ』が伝えた。

 ドルトムントのエースストライカーとして活躍し、ゴールを量産し続けてきたオーバメヤンだが、移籍の噂は絶えない。今季は相次ぐ規律違反によりクラブとの関係も悪化し、さらに退団へと近づいているとみられている状況だ。

 中国での報道によれば、国内リーグ7連覇中の“絶対王者”である広州恒大が、そのオーバメヤンを夏に獲得することがすでに合意に達したという。移籍金は中国の史上最高額となる7200万ユーロ(約98億円)だとされている。

 オーバメヤンの移籍先が中国になるのではないかという話は以前から盛んに取りざたされていた。昨夏には天津権建が獲得に接近していたとみられている。その時点で天津権建を率いていたファビオ・カンナバーロ監督は、新シーズンから広州恒大の指揮を執る。

 ドイツでは、中国でのこの報道は「噂」「憶測」のレベルだと受け止められている。『キッカー』紙は、同紙が得た情報によれば「現時点では両クラブの間で交渉も合意も存在しない」と伝えた。

 だが、もしオーバメヤンがドルトムントを去ることになるのであれば、現時点で夏の移籍が決定するのは悪くないことだという見方も伝えられている。同選手の去就をめぐる騒動に終止符を打つことができるのに加え、新たなストライカーを早い段階で探し始めることができるという理由によるものだ。

【了】

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