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名波監督、“新7番”田口泰士に期待感「国際基準でコーチングしていく」

text by 編集部 photo by Tsutomu Aoki

ジュビロ磐田
新シーズンに向けて始動するジュビロ磐田【写真:青木務】

 ジュビロ磐田は15日、磐田市内で新体制発表記者会見を行った。

 磐田は昨シーズン、明治安田生命J1リーグで6位入りを果たすなど大きな成長を見せた。名波浩監督はこの成績を「出来過ぎ」と振り返っているが、チーム全体で掴み取った結果でもあった。

 そして、今シーズンの目標について名波浩監督は「トップ5」と明言した。

「この目標をすでに選手たちには掲げた。浦和レッズだったり、FC東京であったり、G大阪であったり、昨年は我々よりも下の順位だった強いクラブが今シーズンは巻き返しに必死になってくると思うので、それを受けるのではなく、しっかりとした強いチャレンジャー精神を持ってやっていきたい」

 今季の戦いに向け、名古屋グランパスから田口泰士、ヴァンフォーレ甲府から新里亮を獲得。ブラジルからギレルメを迎え入れた。また、磐田のアカデミーで育ち、筑波大学で成長を遂げた中野誠也も入団した。

 田口は日本代表経験もあり、チームの新たな中心としても期待される。そんな新7番について指揮官はこう語る。

「ボールに触る選手だと思うし、前に出ていける。インターセプトが多いということは予測が速い。相手を自分のプレーエリアに引き込めるその守備能力。あとはJ1、J2含めて戦っている場数も含めていいレベルにあると思う。本人には国際基準でいつもコーチングしていくぞと。それは(川又)堅碁もそうだし、(川辺)駿もそうだったし、(高橋)祥平も。代表に絡みそうな奴は常に国際基準で」

 J1復帰3年目の戦いに向けて陣容を整えたサックスブルーは、トップ5という大目標に向けて邁進する。

(取材・文:青木務)

【了】

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