『柏から世界へ』の第一歩。3発快勝でACL本戦進出、指揮官が見据えるアジアの頂点

AFCチャンピオンズリーグ2018 プレーオフが30日に行われ、柏レイソルがムアントン・ユナイテッドを3-0で下し、本戦への出場権を獲得した。『柏から世界へ』が合言葉のクラブは、最初の関門を突破。指揮官は、アジア王者への野望を隠さず口にしている。(取材・文:青木務)

2018年01月31日(Wed)10時40分配信

text by 青木務 photo Getty Images
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後半に攻撃陣が躍動

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ACL本戦進出を決めた柏レイソル【写真:Getty Images】

 5バックで守る相手に対し、柏レイソルはボールを保持しながら攻め手を探った。CB、ボランチを起点にパスを繋ぎつつ、前線の動き出しで相手を混乱させる。サイドから何度かゴールに迫ると、23分にはクリスティアーノの右クロスをファーサイドで江坂任が右足ボレーで放つも枠を捉えられない。押し込みながら1点が奪えず、前半をスコアレスで折り返した。

「今年初めての試合ということもあったと思うが、入りがかなり硬かった」と下平隆宏監督は振り返る。「守備のところではすごく安定して良かったので、そこを褒めた上でもうちょっとサイドからポイントを作って、そこからシンプルに崩していこうと」と、ハーフタイムに選手たちへアドバイスを送った。

 すると後半、攻撃陣が躍動する。最初の歓喜は51分だった。縦パスに抜け出した伊東純也がPA内に侵入し、相手をかわす。プレゼントパスをクリスティアーノが押し込み、欲しかった1点をようやくもぎ取った。「個人的には後半に入ってから徐々にフィットし始めた実感があった」というストライカーはさらに62分、伊東のスルーパスに反応するとそのまま持ち込み、右足でネットを揺らした。そして89分、左クロスを伊東が落ち着いて流し込んで試合を終わらせた。

「得点が入った後はスムーズに攻撃もできた」とは指揮官の言葉だが、時間の経過と共に硬さも取れたイレブンは、至るところからムアントンを崩しにかかった。今季から10番を背負う江坂は無得点に終わったが、ゲームメイクに参加しつつフィニッシュの場面に顔を出すなどプレーの質自体は低くなかった。さらにチームの武器の一つである右サイドに関しても、伊東と小池龍太が攻守で存在感を放っている。

 前半はリードを奪えなかったが、終わってみれば3ゴール無失点。ブラジル人ストライカーの2ゴール、日本代表アタッカーの1ゴール2アシストの活躍もあり、柏がACL本戦へと駒を進めた。

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