韓国、“死の組”で失望からの再出発。大黒柱ソン・フンミンとともに名誉回復なるか【ロシアW杯全32チーム紹介】

2018年02月01日(Thu)10時20分配信

シリーズ:ロシアW杯全32チーム紹介
text by キム・ドンヒョン photo Getty Images
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最低限の目標は決勝T進出。それよりも大事なのは…

韓国代表
韓国代表の基本フォーメーション

ノルマ:1勝
目標:ベスト16

 韓国はが当面の目標として掲げているのはもちろんベスト16だ。2010年の南アフリカワールドカップ以来ベスト16に進んでいない。2014年のブラジルワールドカップではコンディション調整に失敗し、惨敗も経験した。それだけにロシアではベスト16が最低限の目標となる。シン監督も「とりあえずはベスト16を目標にする」と公言している。

 当然ノルマも見えてくる。韓国はグループリーグでドイツ、スウェーデン、メキシコと対戦する。これらの国の名前を見ればわかるように、決して簡単なグールプではない。そうした状況は日本と変わらない、あるいは日本より厳しいかもしれない。それゆえ1勝、そして初戦のスウェーデン戦での勝ち星が何よりも重要となってくる。

 日程は絶妙に組まれている。スウェーデンの次はメキシコ、最終戦がドイツだ。ドイツのグループ首位突破が確実視される中で、残り1枠を競い合う2ヶ国と先に対戦できるのは大きい。もちろん初戦を落としてしまうとこの計算の意味もなくなるのだが。

 だが韓国国民が望んでいるのは理論的なことではない。「負けてもいい。ただただグラウンドで活気溢れる韓国代表がみたい」と望んでいる。ここ数年、韓国代表が見せた無気力さは国民をサッカーから遠ざけてしまった。期待が大きかっただけに、その虚しさも大きかった。

 後味の悪いワールドカップ出場権獲得へのプロセスもそれを助長していた。だからこそロシアの地では情熱的なプレー、勝利への貪欲さがより求められる。目標やノルマはその次の問題かもしれない。

 国民の期待に応えるため先鋒に立つのはもちろん韓国の大黒柱、ソン・フンミン(トッテナム)だ。2016/17シーズン、トッテナムでカップ戦を含め22ゴールを叩き込んだエースは今季も前線で力を爆発させている。

 決定力は例年よりも上がっており、今季も11ゴールと順調なペースで得点を量産している。ただゴール数だけでなく、周りを生かすオーフ・ザ・ボールの動きやパス能力も大きな改善が見られる。トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督も「彼はもはやトッテナムの中心」と語るほどに成長した。

 韓国代表での活躍があまり見られないという指摘も、昨年11月に行われたコロンビアとの強化試合での2ゴールで払拭している。スウォンジーでプレーするキ・ソンヨンも中盤でチームを支えるが、ソン・フンミンのいない韓国代表はもはや想像しがたい。

(文:キム・ドンヒョン)

【了】

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