川崎凱旋のフッキ、実は風邪だった。中国で再会の恩師からは全幅の信頼「彼こそ主将の器」

2018年02月14日(Wed)0時24分配信

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フッキ
上海上港のヴィトール・ペレイラ監督(左)と主将のフッキ(右)【写真:Getty Images】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の本戦が開幕し、中国の上海上港が13日に行われたグループFの初戦で川崎フロンターレに1-0で勝利した。

 この試合では、かつて川崎フロンターレに所属していた元ブラジル代表FWフッキが、上海上港のキャプテンマークを巻いて先発出場した。

 右ウィングに入り、自慢のパワーとスピードを生かした突破や、左足の強烈なフリーキックで古巣・川崎Fのゴールに迫ったフッキ。無得点でもフル出場で勝利に貢献した元Jリーガーだが、実は数日前から発熱をともなう体調不良でコンディションが万全でないままプレーしていたという。

 試合後の記者会見で上海上港のヴィトール・ペレイラ監督は「今週はは非常に困難だった」と述べた上、チームの柱の1人であるブラジル代表MFオスカルが負傷していたこと、そしてフッキの風邪を明かした。

 しかし、指揮官からフッキへの信頼は揺るぎないもの。ポルト時代にも監督と選手という関係でともに仕事をしたことがあり、今年になって中国で再会した2人の間には特別な絆があるようだ。「私が指導していた当時のポルトでもトッププレーヤーで、いまこのチームでもトッププレーヤーだ」と愛弟子を絶賛するペレイラ監督はフッキについて熱い思いを語る。

「今日もチームのために全力を尽くしてくれた。彼はここ3日間は風邪をひいていて、熱があった。そんな中でも、まずチームを優先して、チームのために何をできるか、自分がどんな状況であろうと彼はチームのためにできることをやって責任を示してきた。それがキャプテンという器であり、彼を信頼している一つの大きな理由だ」

 中国リーグで中国人ではないフッキがキャプテンを務めるのは、言語だけでない苦労があるはず。それでもペレイラ監督は信頼を示し、ブラジル人FWに大役を任せている。フッキは体調が万全でない中でも川崎FのDFたちにとって脅威だったが、コンディションが整っているはずの次の対決では、心身ともによりパワーアップした姿を見せてくれそうだ。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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