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広島に加入したタイの“国民的英雄”がいきなり決勝点。J1でタイ人選手初ゴール

text by 編集部 photo by Getty Images

ティーラシン
サンフレッチェ広島のFWティーラシン【写真:Getty Images】

 明治安田生命J1リーグ第1節の試合が24日に行われ、サンフレッチェ広島が北海道コンサドーレ札幌に1-0の勝利を収めた。今季広島に加入したタイ代表FWティーラシンが決勝点を記録している。

 今季のJ1では、多くのタイ人選手がプレーすることで注目されている。開幕節では昨季から札幌で活躍を見せるMFチャナティップと、広島に加入したFWティーラシンがともに先発し、直接対決が早くも実現した。

 タイ本国でも非常に大きな注目を集めていたというこの一戦で、“国民的英雄”ティーラシンがさっそくの結果を出した。28分、MF柏好文からのクロスに打点の高いヘディングで合わせてチームの今季初ゴールを記録。結局これが決勝点となり、ティーラシンはマンオブザマッチにも選出された。

 ティーラシンのゴールはタイ人選手としても、東南アジア国籍の選手としてもJ1での初ゴールとなった。タイ人初のJ1選手となったチャナティップは昨季16試合に出場してゴールはなかった。昨季J3ではFC東京U-23のMFジャキット・ワクピロムがタイ人選手のJリーグ初ゴールを記録していたが、J1ではティーラシンが初となる。

 23日の試合ではヴィッセル神戸に新加入のDFティーラトンもサガン鳥栖戦に交代出場してJ1デビューを飾った。今季のJ1ではタイ人選手たちが大いにリーグ戦を盛り上げてくれそうだ。

【了】

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