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48,7パーセントがブンデス月曜日開催に反対。各スタジアムで広がる抗議運動

text by 編集部 photo by Getty Images

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空席の目立つ中で行われたボルシア・ドルトムント対アウグスブルク【写真:Getty Images】

 現地時間26日にブンデスリーガ第24節の試合が行われ、ボルシア・ドルトムントはホームでアウクスブルクと対戦した。試合は1-1の引き分けに終わった。ドルトムントはこの試合で史上2番目に少ないホームゲーム観客動員数を記録した。

 普段は8万人を超える大歓声が選手の背中を押すドルトムントのスタジアムだが、この日は5万4300人と1998年3月28日に行われたデュイスブルク戦の5万4000人に次ぐ史上2番目の少ない観衆の下での試合となった。

 理由はこの試合が月曜日に開催されたことにある。平日夜に開催されることによって移動距離のあるアウェイのサポーターを中心に多くの観客がスタジアムに足を運べない。その事を理由に多くの人々が抗議の意味を込めてスタジアムに訪れなかった。その結果として今回の観客動員数となったようだ。

 また今月19日に行われたフランクフルト対RBライプツィヒとの試合でも月曜日開催に抗議した多くのサポーターがテニスボールをピッチに投げ入れたり90分間ブーイングをするなどの行動を起こした。

 独メディア『sportbuzzer』が行ったアンケートでは回答者の実に48,7パーセントが月曜日の試合に反対しているとのデータを公表した。一方でDFL(ドイツ・サッカーリーグ)は欧州の大会に出場するチームの負担軽減、テレビ放送による収入拡大を根拠に全てのクラブが月曜日の試合開催に合意していると発表している。

 なお2021年までの間に18試合が月曜日に開催されることが決まっている。今後、月曜日開催についての論争がさらに巻き起こりそうだ。

【了】

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