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仙台、勝利の裏にあった多くの人の助け。渡邉監督「それがなければ…」

text by 編集部 photo by Getty Images

渡邉晋
ベガルタ仙台の渡邉晋監督【写真:Getty Images for DAZN】

 明治安田生命J1リーグ第2節が3日に行われ、ベガルタ仙台はFC東京に1-0で勝利した。

 FC東京は高萩洋次郎を2トップのすぐ近くでプレーさせるなど、開幕戦とは違う形で来た。仙台の渡邉晋監督は「東京さんが立ち位置を変えてきて、それに戸惑った前半でした」と振り返る。

 そして、相手の攻撃を受ける展開になったため「我々も立ち位置を変えてゲームを進めた」と指揮官は振り返る。前半途中、3-4-3から前節の柏レイソル戦と同じ3-5-2に変更。後半は中盤で数的優位の状況を作った。

 チームは石原直樹の決勝ゴールで1-0と勝利した。しかし、渡邉監督はこう語る。

「振り返ると去年も開幕2試合を1-0で連勝していました。これで満足することなく、次のルヴァンカップ、リーグ戦に向けて粛々と準備していきたい」

 また指揮官は会見の冒頭、「遠い仙台からたくさんのサポーターが駆けつけてくれました。本当にありがとうございます」と12番目の選手たちに感謝を口にすると、こう続けた。

「それと、実は今週のトレーニングで仙台はすごく雪が降って、グラウンドが雪かきをしないとどうしようもないような状況でした。そこに朝から大勢のサポーター、フロントスタッフ、あと特にアカデミーのコーチたちが、自分たちのグラウンドの雪かきをそっちのけにして我々のグラウンドの雪かきをしてくれました。それがなければ、今週の対東京に向けた準備は全くできない状況でした。この場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました」

 今節の勝利は文字通り、クラブが一丸となって掴んだものだった。

【了】

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