明治安田生命J1リーグ第2節が3日に行われ、FC東京はベガルタ仙台に0-1で敗れた。

　前半から攻勢を強めたFC東京は、トップ下に入った高萩洋次郎を中心にいくつかのチャンスを作った。チーム全体としても前への意識を高く持って戦ったが、1点を奪えなかった。

　試合後、長谷川健太監督は「開幕戦に比べたらゴール前に迫る機会も多く、先に取れていればという試合だと思う」と振り返った。失点シーンについては「それまで仙台の攻撃もセンターバックを中心にしっかりと跳ね返して危ない場面を作らせなかった。シュートは当たり損ねだと思うが、いいコースに飛んでその跳ね返りで入ってしまったのは非常に残念です。ただ、ああいうゴールは試合の中であると思うので、その後1点を返せないというところが今の課題だと思います」と述べた。

　開幕戦はボールを奪った後の質に課題が残ったが、この日は改善。だからこそ、相手ゴール前へ迫ることができた。

「ポジティブに捉えるところは捉えながら、まだまだこれから積み上げていかなければいけないところはしっかりとまたトレーニングして、勝ち点3を目指して戦っていきたいと思っています」

　こう言って、指揮官は前を見据えた。一つひとつ課題を潰し、長所を伸ばしていくことで勝ち点3を奪いたいところだ。

（取材・文：青木務）

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