日本代表は22日、マリ代表戦に向けて前日練習を行った。

「調子いいんですよね」と話したのは原口元気だ。今冬にドイツ2部のデュッセルドルフに活躍の場を求めたことが影響しているようで、「自分にとってデュッセルでやった5～6試合がすごく自信になっていて、感覚っていうのはすごく良くなっている」と充実ぶりをうかがわせた。

　ワールドカップで対戦するセネガルと、今回の相手であるマリについては「クオリティが違うから何とも言えない」と話す。だが、こうも語っている。

「僕自身、アフリカ人選手とマッチアップすることはあったけど、全員がアフリカ人っていうのはなかったんで、そういう意味では初めてアフリカ勢と試合をやるってことで、感覚的に慣れなきゃいけない部分があるのかなと。独特の感じがあるので、それを少しでも掴めたらいいかなと思う」

　また、今回は中島翔哉が初選出を果たしている。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が「昨日良かったので見てみたい」と発言。原口にとっては同じポジションのライバルだが、「間違いなく攻撃の部分では変化をつけられる選手だというのは、練習を見ていてもわかりますね」と印象を口にした。

　原口はハリルジャパンで実績を残してきた。だが、デュッセルドルフで同僚の宇佐美貴史や中島の能力も高い。ライバルからいい刺激を受けた原口は、今シリーズでどのようなプレーを見せるだろうか。

（取材：元川悦子、文・構成：編集部）

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