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「日本は困難に陥っている」「恥をかくところだった」。各国メディアがマリ戦報道

text by 編集部 photo by Getty Images

日本代表
マリと1-1で引き分けた日本代表【写真:Getty Images】

【日本 1-1 マリ 国際親善試合】

 日本代表は23日、ベルギーのリエージュでマリ代表との国際親善試合を行い、1-1で引き分けた。日本代表にとっては内容、結果ともに厳しいものとなった一戦について、各国メディアが伝えている。

 ロシア・ワールドカップで対戦するセネガルを想定した相手としてマリとの試合に臨んだハリルジャパンだが終始精彩を欠き、前半にPKで失点。敗色濃厚となったが、後半アディショナルタイムにFW中島翔哉が同点ゴールを奪ってなんとかドローに持ち込んだ。

 アフリカのサッカー全般を扱う『アフリク・フット.com』は、「マリにとっては受け入れがたいシナリオ」と報道。「イーグルス(マリ)はワールドカップ出場チームに対して良いパフォーマンスを見せていた」「セネガルはこの試合を注意深く見るべきだった」とアフリカからの視点で伝えている。

 マリやセネガルの代表選手が多くプレーするフランスの大手紙『レキップ』は、「日本は平穏にワールドカップへ向かうことができない」「ワールドカップを3ヶ月後に控え、日本は困難に陥っている」とハリルジャパンの現状を評した。昨年12月に行われたEAFF E-1選手権の最終戦で韓国代表に1-4の完敗を喫したのに続いて、2試合続けて勝利を逃したことにも触れている。

 一方、仏紙は代表デビュー戦で初ゴールを決めた中島にも注目。「昨夏からポルティモネンセで非常に興味深い活躍(23試合で9ゴール7アシスト)を見せている」「ボルドーとサンテティエンヌが追っている」とフランスクラブからの関心に言及している。

 ドイツ『ライニッシェ・ポスト』は、「宇佐美(貴史)が先発」とのタイトルで地元クラブの所属選手に注目し、ドイツでプレーする選手たちの動向を中心に報道。試合については「日本がマリに対して恥を免れた」と伝えた。

【了】

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