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イタリア、暫定監督が続投の可能性も? 「ペップやモウでも変わらない」と連盟がべた褒め

text by 編集部 photo by Getty Images

ルイジ・ディ・ビアージョ
イタリア代表暫定監督のルイジ・ディ・ビアージョ【写真:Getty Images】

 イタリア代表の監督探しがもうすぐ終わりそうだ。イタリアサッカー連盟(FIGC)のアレッサンドロ・コスタクルタ氏が新指揮官発表の日付を明かした。『ガゼッタ・デロ・スポルト』などが伝えている。

 ロシアワールドカップ出場権を逃して新しいスタートを切ったイタリアだが、新監督がまだ決まっておらず、今月の代表戦はU-21代表指揮官のルイジ・ディ・ビアージョ監督に指揮を任せた。

 イタリアの大物指揮官を招へいしようと動いているコスタクルタ氏は、「皆さんが新監督を知るのは5月20日だ。その日付ははっきりとしている」と宣言。新監督の決定まであと2ヶ月ほどあることを明かしている。

 チェルシーのアントニオ・コンテ監督や現在フリーのカルロ・アンチェロッティ氏など経験豊富なイタリア人指揮官が候補になっているが、意外な人選があるかもしれない。

 コスタクルタ氏は「厳しい批評も読んだが、アルゼンチン戦はよくやったと思う」と、0-2で敗れた23日の国際親善試合の手応えを語った。「(マンチェスター・シティのジョゼップ・)グアルディオラや(マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・)モウリーニョが指揮したとしても、これより良くなったとは思わない」と述べ、ディ・ビアージョ監督の手腕を称えている。

 さらに同氏は「イタリアには優れた監督がたくさんいる。だが、ディ・ビアージョより優れた監督はそうはいない」とし、「彼はイタリア代表の財産だ」と絶賛。「監督もしくはテクニカルスタッフとしてチームにとどまることになるかもしれない」と話した。

 ディ・ビアージョ監督は、イタリアの世代別代表を率いたのみで、クラブでの指導者経験はない。イタリア代表が新監督に求めてきたプロフィールとは大きく異なるように見えるが、まさかの決定はあり得るだろうか。

【了】

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