フットボールチャンネル

柏社長、観客の侮辱行為を「重く受けとめている」。侮蔑行為は「引き続き調査」

text by 編集部 photo by Getty Images

20180330_kashiwa_getty
柏、侮蔑行為は引き続き調査【写真:Getty Images】

 J1柏レイソルの瀧川龍一郎社長が、サポーターの侮辱行為を受けて改善に努めることを強調した。クラブの公式サイトを通じて声明を出している。

 柏は今月10日、J1第3節でセレッソ大阪と対戦した際、相手キム・ジンヒョンが柏サポーターが指で目をつり上げるジェスチャーをしたと審判にアピール。試合が一時中断する事態となった。

 柏はその後、映像や防犯カメラなどで調査を行ったが、この行為は確認できず。しかし、柏サポーターがピッチに向かって中指を立てている様子は確認されたため、29日にJリーグから厳重注意の処分が下されている。

 瀧川社長は、「今回のこの調査過程の中で、柏レイソルサポーターによる相手選手に対する侮蔑行為が確認され、これについては、厳重注意の処分を受けております。弊社ではこの侮蔑行為を行ったとされる観客の特定にまではまだ至っておらず、引き続き調査を進めて参ります」と発表。

 そして、「このような事態が発生したこと、また処分を受けたことを大変に重く受け止めております。柏レイソル試合運営管理規定にも定めているとおり、差別的、侮蔑的な発言または行為を禁止しております。ファン・サポーターの皆様、スタジアムにご来場の皆様には、Jリーグ統一禁止事項や柏レイソル試合運営管理規定の順守、また観戦ルールやマナーをお守りいただきますよう、改めてお願い申し上げます」と記した。

 また、再発防止策の一環として「スタジアムにおける警備の増強や、ゴール裏1階通路への駆け込み禁止の再徹底など観戦ルールの検討・整備、またスタジアムビジョンや公式メディアを使っての注意喚起など啓発活動を強化して参ります」とのこと。「ご来場の皆様が安全かつ安心して観戦・応援がいただけるスタジアムにできるよう、全力で取り組んで参ります。今後とも皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます」とした。

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top