フットボールチャンネル

香川真司 6年前

香川真司の復帰は「今季の最終局面」か。前節大敗ドルト、“悪夢”引きずる余裕はなし

ボルシア・ドルトムントは現地時間8日、シュトゥットガルトと対戦する。バイエルン・ミュンヘンの優勝が決まったが、ドルトムントの戦いはここから。熾烈なCL出場権争いを勝ち抜くために、好調シュトゥットガルトを攻略しなければいけない。(取材・文:本田千尋【ドイツ】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

バイエルンに大敗も、CL出場権争いは続く

20180408_kagawa1_getty
前節はバイエルンに完敗したドルトムント【写真:Getty Images】

 “悪夢”を払拭できるか。前節、バイエルン・ミュンヘンに敵地で0-6と大敗したボルシア・ドルトムント。マルコ・ロイス、香川真司、アンドリー・ヤルモレンコら数人の主力を欠いて、ドイツ王者に立ち向かうには、あまりに無力だった。

 だが幸いにも同節に行われた他の試合で、4位のアイントラハト・フランクフルトがベルダー・ブレーメンに敗れたため、ドルトムントは3位の座をキープ。依然として、来季チャンピオンズリーグの出場圏内に留まっている。

 もちろんハノーファー96に競り勝ったRBライプツィヒが4位に浮上し、勝ち点差2に迫ってきているため、決して安心することはできない。ドルトムントの現在の勝ち点は48。5位のバイヤー・レバークーゼン、6位のアイントラハト・フランクフルトは、それぞれ勝ち点45で並んでいる。その差、わずか3。

 4月7日に行われるブンデスリーガ第29節では、浅野拓磨が所属するVfBシュトゥットガルトをホームに迎えるドルトムント。来季CLの出場を見据えるのであれば、ここで勝ち点3の奪取は必須である。仮に他会場でレバークーゼンとフランクフルトが揃って勝てば、得失点差の関係で、一挙にCL圏外にずり落ちてしまう。“悪夢”が現実のものと成りかねないのだ。

1 2 3

KANZENからのお知らせ

scroll top