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アジアでW杯予選突破後の監督交代相次ぐ…安定政権はイランのみ

text by 編集部 photo by Getty Images

ヴァイッド・ハリルホジッチ
解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】

 日本サッカー協会(JFA)は9日、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任を発表した。ロシア・ワールドカップに出場するアジアの5ヶ国の代表チームのうち、実に3チームの監督が予選突破後に交代することになった。

 最終予選を日本と同じグループで戦って本大会出場を決めたサウジアラビア代表では、予選終了までで契約満了となっていたベルト・ファン・マルワイク監督の契約延長が合意せず昨年9月に退任。その後就任したエドガルド・バウサ氏もわずか2ヶ月で解任され、フアン・アントニオ・ピッツィ現監督が就任した。

 一方、大陸間プレーオフ経由でロシア行きを決めたオーストラリア代表も、その1週間後にアンジェ・ポスタコグルー監督が電撃辞任。J1の横浜F・マリノスの新監督に就任したポスタコグルー氏に代わり、予選でサウジアラビアを率いていたファン・マルワイク監督がチームを引き継いだ。

 韓国代表は、予選の途中で監督交代に踏み切った。最終予選を2試合残した昨年6月にウリ・シュティーリケ前監督を解任し、後任のシン・テヨン現監督のもとで本大会出場権を獲得した。

 他の4ヶ国とは対照的に、イラン代表だけは長期政権が築かれている。過去に名古屋グランパスエイトを率いたこともあるカルロス・ケイロス監督が2011年から代表監督を務めており、2大会連続のワールドカップに臨もうとしている。

【了】

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