「審判の心はゴミ箱」。ユーベ大激怒のPK判定。皮肉な結末も、熱戦生んだ“レアル攻略法”

チャンピオンズリーグのベスト4が出揃った。昨季の決勝カードの再戦となったユベントス対レアル・マドリーの終わり方が議論を巻き起こしている。1stレグの3点ビハインドから巻き返し、昨季王者をあと一歩まで追い詰めたユベントスにとっては皮肉な結末が待っていた。(取材・文:神尾光臣【イタリア】)

2018年04月12日(Thu)13時08分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
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「あの審判の心はゴミ箱だ」(ブッフォン)

ユベントス
レアル・マドリーを追い詰めたユベントス。PK判定の抗議実らず…最後の最後に待っていたのは劇的な幕切れだった【写真:Getty Images】

「あれは絶対にファウルじゃない! 僕は接触を避けようとしていたんだ。リプレイでも確認したけれど、まずルーカス・バスケスがボールを胸でコントロールして、彼を倒さないようわざわざ回り込んで左足でクリアしたんだ。彼は倒れにしかいっていなかった。ひざが当たったのかもしれないけれど、でも最後の1分であんな笛を吹くなんてありえないよ」

 現地時間11日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝レアル・マドリー対ユベントスの2ndレグも後半アディショナルタイムに突入した93分、クリスティアーノ・ロナウドが打点の高いヘディングでボールをゴールの目の前に落とし、L・バスケスが反応。

 これにユベントスDFメディ・ベナティアが後ろから対応した。その結果L・バスケスが倒れ、ベナティアはファウルを取られてPKを献上してしまう。冒頭の談話は、その彼がイタリアの地元メディアに訴えた言い分である。

 ユーベ側は大激怒だ。アンドレア・アニェッリ会長はUEFAにVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー=ビデオ判定)の導入を訴え、マッシミリアーノ・アッレグリ監督は記者会見で「ウチは(1stレグのアディショナルタイムで)ファン・クアドラードへのファウルが見逃されたというのに」とボヤく。

 抗議で退場となったジャンルイジ・ブッフォンに至っては、「あんな微妙なシーンをファウルにするなんて、落ち着きが保てなければ審判なんかやらないで欲しい。あの審判の中にあるのは心ではなくゴミ箱」などと、マイケル・オリバー主審を激しく非難していた。

 ただベナティアの反応が遅く、L・バスケスに背後からいく形になったのは確か。決定機阻止にもなりうるし、べナティアの言う通りだとしてもPKを取られても仕方ないようにも見えた。

 判定に騒ぎ立てるイタリアメディアの中でも見解が別れており、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙のように「明確なファウルでなければ取ってはならず、ベナティアのそれは微妙」というところもあれば、「PKの判定やむなし」としているところもある。いずれにせよ熱戦の結末が、判定絡みの論争で終わるのは残念なことである。

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