「審判の心はゴミ箱」。ユーベ大激怒のPK判定。皮肉な結末も、熱戦生んだ“レアル攻略法”

2018年04月12日(Thu)13時08分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
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脆弱なレアルの左サイド。ユーべの猛攻実り…

 1stレグを終えた1週間前の状況を考えれば、準決勝進出の行方がここまでもつれることになるとは想像もつかなかったこと。バルセロナを逆転で敗退に陥れた前日のローマに続いて、ユーベが一度は0-3のビハインドを帳消しにしたのもまた見事だった。

 ユーベはパウロ・ディバラの出場停止に伴い、1stレグの4-2-3-1から4-3-3にシステムを変更。出場停止明けのミラレム・ピャニッチにブレーズ・マテュイディ、そしてマリオ・マンジュキッチを新たに先発に起用した。

 リーグ戦で出遅れた彼らが調子を取り戻したのは、ピャニッチをレジスタに置いた4-3-3システムの導入がきっかけ。そしてそれはこの試合でも安定をもたらすとともに、マドリーの弱点を突いて効率的にゴールを奪う最適解となった。

 それはマルセロのいるマドリーの左サイドを突いて、クロスに合わせるという攻撃。なんと開始2分で奏功した。右のインサイドMFに起用されたサミ・ケディラがサイドに飛び出し、ケアの足りないスペースに侵入してクロスを上げる。これに対し、ファーサイドではなんとマンジュキッチがフリーになっていた。ヘディングシュートがあっさりと決まり、まず彼らは1点を返した。

 その後C・ロナウドやイスコに苦しい場面を作られる一方、右のサイドアタックは面白いように決まった。ドグラス・コスタの突破はマルセロの守備に対して絶対的な優位を保ち、ケディラやサイドバックのマッティア・デ・シリオ(前半で故障したため17分からはシュテファン・リヒトシュタイナー)が裏のスペースに飛び出しても対応が甘い。

 そして37分、右サイドからボールを持ち込んだリヒトシュタイナーは、寄せの甘いマルセロの目の前からやすやすとクロスを上げた。それにファーで合わせるのは、またもマンジュキッチ。果敢に戻って守備でも貢献しながら、ゴール前に飛び込む動きをパワフルに続けていた彼は、ダニ・カルバハルに競り勝ってヘディングシュートをねじ込んだ。セルヒオ・ラモスの不在が響いてか、レアル・マドリーのディフェンスラインは乱れがち。それに対し、ユーべのパワープレーは見事なまでに効いた。

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