フットボールチャンネル編集部では、4月28日から同29日かけて行われた明治安田生命J1リーグ第11節のベストイレブンを選出。その中からアンケートによる今節のMVPを決定した。

　投票の結果、MVPは清水エスパルスの鄭大世に決まった。

　今季は控えに甘んじることが多かった鄭大世だが、今節の柏レイソル戦では久々の先発出場を果たすと前半から指揮官の期待に応えるべく果敢に動き回った。すると前半37分、右からのCKをフリーになっていた背番号9が押し込み、チームに先制点をもたらす。同選手にとってはこれが今季初ゴールとなる。

　その後クリスティアーノに強烈なミドルシュートを叩き込まれ同点とされたものの、41分に鄭大世が頭で反らしたボールを北川航也が拾い、そのままドリブルで二人を交わしゴールに流し込んだ。

　後半は柏に押し込まれる時間帯もあったが、前半で得た2ゴールを守り切った清水が昨年8月以来となる本拠地での白星を掴み取った。90分間走り続け1G1Aの活躍をみせた鄭大世の今後の活躍にますます期待が高まる。
　　
　第12節は5月2日に全9試合が行われる予定だ。

▽明治安田生命J1リーグ第12節対戦カード

5月2日（水）
鹿島 – 長崎
川崎F – 浦和
横浜FM – 磐田
湘南 – 柏
名古屋 – C大阪
G大阪 – 仙台
神戸 – FC東京
広島 – 清水
鳥栖 – 札幌

【了】